【症例】ゆかりのあるところに旅行へ行きたい

症例

デイサービスの事例

体力や筋力低下を自身でも感じられており、自信のなさから何年も旅行へ行けていない方です。旅行に行きたい思いがありながら、20243月からデイサービスを利用し始めました。始めは入浴を拒否されるなど、デイサービスの利用に消極的だったものの家族様の希望で利用を決定しました。週2回のご利用だったがリハビリをされる際に他の利用者様に話しかけられることで意慾があがり、イベント等への積極的な参加で少しずつ明るくなり利用回数を増やされました。デイサービスの雰囲気にも慣れ他者との交流も良好。7月から週3回へ増回。
リハビリの意欲も高く明るく活動的になり、今回実費旅行への参加を家族と相談のもと決められました。

歩行器を使用して安全に屋外を移動するために屋外での歩行訓練、屋内では跨ぎや段差昇降をして足腰を鍛える訓練を行いました。外出支援にも参加されるようになってきていたので、実際のお店での段差や駐車場など不整地を歩く、エアロバイク運動によって体力をつける、外出支援に関しても短距離移動のお店から開始。初めての外出は緊張されていましたが、だんだんといろんなところに行くにつれてリラックスされていく様子がありました。外出以外でもレクリエーションにも積極的に参加され、以前の明るさを取り戻されてきています。

 

旅行中は色々なお話をされ、思い出の地に懐かしんだり、城のふもとへも砂利道ながらも歩行器で移動されました。終日を通して歩行時間が長かったですがひざの痛みや疲労等も感じられず笑顔で帰宅されました。翌日のデイ利用も休まれずいつも通りリハビリ・体操を行いました。数年ぶり念願の旅行に参加でき家族様もとても喜ばれてました。