【症例】余命宣告されたけど、家族を料理でもてなしたい!

症例

訪問看護の事例。肺がんステージⅣで余命1年と言われていたご利用者様。リハビリ目的で弊社の訪問看護の介入が始まりました。
介入前は自宅内中心の生活で、外出はほとんどされていませんでしたが、自宅でお一人でもできる自主訓練を指導し実施していただくことで、リハビリの効果がすぐに表れお一人でごみ捨てに行くことができるようになりました。

そんな中、ご利用者様から「年始に家族に料理作ってもてなしたい」とご希望を伺うことができました。

リハビリではその時のご利用者様に応じた自主訓練の指導を実施し、体力や体調に応じた負荷量を設定しながら徐々に歩行距離を伸ばしていくことで、徐々に持久力をつけることができました。実際には、近所のコンビニまでの買い物から徐々に歩行距離を伸ばし近所のスーパーでの買い物もできるようになりました。

そしていよいよ年始には、台所に2時間立ちご家族様に料理を振舞えたとのことでした!後片づけまでお一人でされたとのことです。

今回の事例は、もともと看護師のみが介入していましたが、担当看護師とケアマネージャーでリハビリの必要性が高いと話し合い、あまり乗り気でなかったご利用者様にリハビリの無料体験をさせていただくことで、効果を感じリハビリの介入につながった、弊社訪問看護の強みを生かせたケースでした。

この利用者様を通して、たとえ余命宣告を受けた後であっても、リハビリが生きる希望に繋がるケースもある事に気づかせていただきました。