【症例】お孫さんと旅行に行って、リフトに乗りたい!

症例

腸閉塞で入院し、退院後に足腰が弱ってしまった利用者様。お話を伺うと、今後お孫さんも一緒に大室山へ家族旅行の予定だが、リフトの乗り降りが心配とのこと。

利用者様の、孫と一緒にリフトに乗って頂上まで登りたいという希望を聞き、スタッフで話し合いを行いました。

まずは大室山のホームページにリフト乗降の動画があったため、利用者様とともに動画を確認し、現状で不安な動作を一緒に抽出しました。
リフトに乗ることよりも、降りる際に不安があったため平行棒をリフトに見立て、椅子からの立ち上がり訓練とそこからの歩き出しの訓練を実施しました。
また、立ち上がり後にふらつきが見られる為、安定した立位がとれるようバランス訓練や山道での歩行ができるよう不整地歩行訓練を実施しました。

目標を立てたこともあってか、自主的にリハビリに参加していただき、無事お孫さんとリフトに乗って大室山の頂上まで行けたとのことでした。

旅行後はリフトに乗っている写真をスタッフに見せていただき、心から嬉しそうなお顔を拝見することができました。

今後も普段の会話の中から聞けるニーズを取りこぼすことなく、どんな小さなことでもやりたいを叶える取り組みをひとつでも多く実現していきたいと思います。