【症例】多職種間連携により発話と食事量がUP(パーキンソン病のご利用者様)

症例

80代女性。病状の進行に伴い寝たきりの状態で入居されました。
診療情報提供書には無口で表情は固く食事も殆ど摂取できていない状態との記載がありました。入居後1週間以上、情報通り発語はなく食事は数口程度しか摂れない状況が続きました。
スタッフ間で相談して補聴器の調整や医師に積極的な疼痛コントロールの依頼、ポジショニングの工夫等凝らしました。入居後1カ月が過ぎた頃から発語がみられるようになり、現在ではお話をしながら食事を8割程度摂取できるほどまで改善しました。
ご家族もお口から食事摂取できることへの希望が強かったこともあり、とてもよい関わりができたと思います。当施設は毎日カンファレンスを実施して全スタッフ間で情報共有を行いながら、入居後から利用者様の状況に合わせて速やかに個別性に特化したサポートをさせていただいています。