パーキンソン病の女性利用者様。
施設での生活の中で孤独感や閉塞感、不安感を感じているようで、入居当時よりも落ち込んでいる様子が多くみられていました。スタッフは彼女がかつて趣味にされていた手芸を思い出し、職員かご家族が立ち会っているときに限りですが、ミシンを使って手芸をすることを提案しました。当初、ご家族は「危ないから、やめた方がいい。」と認めて下さいませんでしが、スタッフが粘り強く交渉して、最終的に了承を得ることができました。
入居時にはミシンを使っての手芸を断念されていた彼女ですが、日ごろ見ないほどの満面の笑みをみせて「ありがとう。」とおっしゃっていました。
今ではすっかり昔の腕を取り戻し、スタッフにもティッシュケース等作ってプレゼントしてくれます。
施設のイベントにも積極的に参加していただけるようになりました。