多系統萎縮症の入居者様。入居前の情報では、ご家族との関係性も悪く、自宅での看護や介護のサービスも拒否があったとのことでした。入所についてもご家族様は心配されているようでした。
ナーシングホームでは、マンツーマンのケアを行っているため、介入のたびに時間をかけてコミュニケーションをとることで、最終的にはスタッフと談笑が出来るまでの関係性構築する事が出来るようになりました。
雰囲気が柔らかくなったことで、ご家族様との関係性も少しずつ改善されたようで、ご面会の時には笑顔で話される様子もありました。
そんな中、入浴がお好きだとご家族様よりお話しがあり、看護と介護で協力して入浴介助を実施する事が出来て、ご本人様も気持ちよさそうにしていらっしゃったのが印象的でした。そしてその後も定期的に入浴することができるようになりました。
また、「食べたい」というお気持ちに応えられるように、ご家族様とも連携を取りつつ、チョコやシャーベットを食べる機会を設ける事が出来たのは、NHとしての【やりたいを叶える】に繋がったと感じています。