ホスピス(住宅型有料老人ホーム)を選ぶ時のポイント

そのほか

ホスピス(住宅型有料老人ホーム)は、がん末期や指定難病を患っている方に特化した介護施設です。

その為、医療体制を整えている施設が多く、高度な医療ケアを提供できることから、入居者は医療的依存度の高い人に限定されています。

ホスピス(住宅型有料老人ホーム)は、高度な医療ケアを提供しつつ、安心感のある住み慣れた「自宅」のように、外出や家族との時間を大切にすることができます。病院完結型から地域完結型に移行が進んでいる中、ホスピス(住宅型有料老人ホーム)は地域のインフラとして期待されています。

国が病院完結型から地域完結型を推進する中、病床数の不足等による”看取り場所”がこれからさらに足りなく予測となっている為、各社が開設を進めているのが現状です。

大切な家族が終末期を迎えた時、できる限り自宅で看取ってあげたいと思う気持ちがある一方で、高度な医療体制や知識が必要である場合、ほとんどの家庭で施設入所を検討されます。

ホスピス(住宅型有料老人ホーム)は、看護師介護士を24時間常駐されている施設が多く、また訪問診療や訪問調剤、訪問歯科といった地域医療を支える訪問医療との連携強化により、医療用麻薬や鎮痛剤の使用、インスリン注射や在宅医療用人工呼吸器の管理が可能なホスピス(住宅型有料老人ホーム)も多くあります。

 

そしてなるべく自宅に近い形を求められることが多いため、生活の自由度は高く、医療的ケアを受けながら家族との時間も大切にすることもできます。

〈ホスピス(住宅型有料老人ホーム)を選ぶ時のポイント〉

① 医療体制がどうなっているか?

施設の看護師、介護士の配置人数だけではなく、過去の受け入れ実績や訪問医療との連携など、大切な家族が最期を迎える場所として安心できる医療体制が整っているかを確認する。

② 毎月の費用がどうなるのか?

施設を利用すると家賃や食費が発生します。加えて医療ケアの実施において医療費や介護費が発生しますので、明確な月額費用の確認が必要です。

③ 施設の特徴はどうなっているのか?

医療体制だけではなく、施設独自の取り組みによって入居者や家族の過ごし方がどう変わるかを確認する。

以上を踏まえながら、ホスピス(住宅型有料老人ホーム)を選び、大切なご家族様との最期の時間を過ごしていただければと思います。